エアレーションとは
- エアレーションとはなんでしょう?
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ハワイのゴルフコースでは通常年に二回エアレーション作業と言うものを行います。 これは春と秋のシーズンの変わり目の目安にもなります。当コースでは年によって違いますが通常3月の終わりと9月の終わりに行います。コースによっては年に3回とか、2回は重く2回は軽くと色々な考え方があります。
なぜ行うかと言う理由ですが長い間グリーンを使用しているとプレーヤーの踏圧や、毎朝の芝刈り機の踏圧で表面が硬くなっていきます。すると水が浸透しなくなり、芝の根が深く張らなくなり、剥げたり芝が薄くなります。特にグリーン周辺部は毎日同じ場所を重量のある芝刈り機が通過しますのでドーナツ状に薄くなってしまいます。また、通気性が悪くなるとカビや、コケが発生しやすなり病害虫に弱くなります。通常の畑ですとそのまま掘り起こせばよいのですがグリーンの場合は掘り起こせませんので空気を注入する方法で更新作業を行います。
チャンピオンシップコースでは一日目は前半の9ホール、二日目は後半の9ホールです。一日で行わない理由は丁寧にやると作業時間がかかります。日の出と共に初めても時間的に9ホールが限界です。毎週、18ホールを各1ホールづつ行うと目立たなくて良いのですが終了したホール、終了しないホールによって芝の生育に差が出て、18ホールとしての一貫性が出なくなりますので出来るだけ同じ日に行います。1週間後には18ホールとして同じ回復状況、そして2週間後において同じ生育状況を想定して行います。
ティーグラウンドも同じように行います。ただしグリーンほど刈り込まないのでここまで大変な作業ではありません。
(なお、各コース作業工程には違いがあります。ご参考までに) - まずは事前準備から
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エアレーション作業は実際には2週間前から始まります。このころには作業スケジュールが出来、数チームかに別けられ早番作業班、遅番作業班、そして通常の作業班に。グリーンも作業準備に入りやや乾燥気味にします。一見するとコンディションは完璧に近いので穴を開けるのはもったいないような気もしますが目を凝らしてよく見るとやはり周辺部の芝が薄くなっている事に気が付きます。

- コアリング作業
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コアー(通称)と言う機械でグリーンの一部を抜き出します。例えて言うと混雑した通勤電車から何人か下ろすのと同じです。イメージは注射針を押し込んで“プラグ”を抜き出します。差し込むたびに前に抜かれたプラグが押し出され後ろにどんどん排出されていきます。このプラグ、良質の砂ですので全て回収され他の土が必要な箇所に使用されます。

- バーチドレイン
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これもコア作業と似ています。コアは深さ15センチぐらいのプラグを抜きますがこれは40センチぐらいの針を差し込みます。差し込んだ後に少し動き深い部分に空間を作りグリーンの芝の根の深い部分で空気が入り易いようにします。一列に並んだ巨大なフォークが順番に刺される光景を想像してください。この機械を引くトラクターにはタイヤの溝がない特殊なタイヤでグリーン上に溝が付かないようにします。

- 砂撒き
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穴はそのままにしておくわけにはいきませんので砂を入れます。この砂ですが一番左の工業用のシリカ砂(ガラスの原料にもなります)を使用します。
ちなみに中央の砂がバンカー用の珊瑚を細かく砕いた人造砂、右が通常の作業砂です。このシリカ砂を大量に撒きます。コスト的に高い砂なのですがこの砂を使用すると回復が早いです。

- フラット作業
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ここからが時間と手間のかかる作業です。丁寧に砂を穴に入れ込む作業が必要になります。初めにマットと言う鉄のスノコのような物を引きます。次にブラッシャーと言うデッキブラシのようなものを頭につけた機械も走らせます。このブラシ中で回転して回しながら穴に擦り込んでいきます。さらにローラーと言う機械で圧力をかけて凹凸をならし、最後にグリーン用の芝刈り機で刈り込んで行きます。この作業時間がかかり単調な作業なのですがここで丁寧にやっておかないと回復が遅れるのと表面が均一になりません。丁寧に、さらに丁寧に行う事によってこの先良い影響がでますので大切な作業です。
- 最後に散水
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最後に水を撒きますがその前に窒素などの肥料をまきます。水を撒く事によりこの肥料が溶けて砂と一緒に中まで入り込み芝の回復を図ります。この一連の作業を行った直後は芝の生育が早く一日に2ミリ以上伸びます。朝、綺麗に刈っても夕方にまた成長し、朝と夕方ではボールの転がりが違うのを顕著に判断できます。
この後、一週間から10日ぐらいで目立たない位まで回復します。

